2011年2月23日水曜日

プロ出展者に対する規制強化について


本日、名古屋大学祭のフリマ担当の方から今年の名大祭の出店資料が送られてきました。

昨年はもうむちゃくちゃ大繁昌だったので嬉々として封筒を開けてガッカリ。
名大祭フリマは、ごみ削減・ユリースが目的であるのに、仕入れをして販売する「プロ」が増えているので規制を強化するという通達文書が入っていました。

確かに、昨年までも「プロ出店不可」となっているにもかかわらず、どうみても家にあった不用品を持ってきましたという感じじゃないブースが多数というか、ほとんどでした。

でもまああちこちに出展してわかったのは、品揃えが豊富だからといってプロとは限らないということです

平日は他に本業があり、商品も仕入れたのではなく、以前失敗した事業で売れ残ったものを生活のため売っていたり、長年集めたものを何らかの理由で売ることにしたなんてことが珍しくありません。

で、その対応策が販売商品個数制限と物販以外の行為の禁止でした。

前者の販売個数制限は「1日に売っていいのは服は30着まで、同系統の商品は5つまで、手づくり品は20点まで」という厳しいものでした。これは猪木vsアリ戦の寝技10秒ルールくらい理不尽です。

要するにプロの店はたくさん売れるから、あんまり儲からないようにしてプロを締め出すという作戦のようです。

でもこれでは一般の方も何のために出展するのかなんかわらなくなってきそうです。単価の安いものをたくさん販売するのは不可能なので、高級品を売りさばくしかありません。

たとえば「家にある古本を処分しよう」なんて考えて、「古本1冊50円市」とかやっていたら、5冊売っておしまいです。出展料が500円なので完売しても250円の赤字になります。

ものすごく品揃えにバリエーションがないと出店できないですな。
そしてそ商品一覧を開催の4ヶ月前に作れというのは果たして可能なのでしょうか?

まあここまでは私は関係ないのですが、2点目の物販以外の行為の禁止の項目に似顔絵とならんで占いもあげられていました。

主催者さん、プロの占い師は大学祭には来ませんよ。なぜなら儲けにならないから。
私も大学祭の場合は単価をずっと落としてやっています。
それはお金儲けが第一ではなく、占いが好きなことといろんな方と知り合えるのが楽しいからです。

前回は1件300円で鑑定しました。これは占い研究会(他大学の学生さんのサークルでした)の鑑定料と同じです。

昨年の名大祭での出展が縁で淑徳大学の学生さんと共同出展をしたり、南山大学の学祭実行委員の方から出展のお誘いがありました。
また、愛知県立大学はパフォーマンス出展を奨励してくださっています(おまけに出展料は無料)。

プロを締め出すためにあまり儲からないようにするのでは誰も出展しなくなりますよ。
それよりも他のフリマのように偽ブランドやコピー商品の排除に努めるのが大切なような気がします。

一応抗議のメールは送りましたが、今さら変わらないでしょうね。

疑問なのは毎年占い出展をしている私のところに頼んでもいないのにどうして、「出展者案内」を送ってきたのだろう?