2011年3月24日木曜日

富山アートマーケット・癒しスタジアム感謝祭出展レポート


長文、旅日記風です。

3月の3連休はフーテンの寅さんよろしく、名古屋から富山、そして大坂へと行商の旅でした。
まずは、19日の金曜日は午前中だけ本業に専念をし、自宅からバス、地下鉄と乗り継ぎ名古屋駅へ。そこから富山へは特急電車を使って4時間近い旅でした(途中2回昼寝)。

着いたらすでに夕方でした。
これで富山は3度目ですが、富山ブラックの元祖「大喜」のラーメンをなぜか食したことがないので、その足でお店へと向かいました。
駅からは徒歩で3分くらい。夕食にはまだ早い時間でしたが、地元の方や、観光客が何人かおられました。
他店の黒いスープのラーメンは食べたことがあったのですが、評判通り「塩辛かった」。ちょっとスープを飲み干すのは無理でした。
こんなにご飯に合うラーメンを食べたのは初めてでした。

その後、駅前からホテルの送迎バスに乗り、「ドーミーーイン富山」へ。
宿ははっきりいって 、「ここに泊って何をする」という中途半端なロケーションですが、「富山アートマーケット」の会場の市民プラザとは向い合せ。私にとってはこれ以上ない立地条件です。

一応ビジネスホテルなのですが、大きな天然温泉があり、部屋もベッドも大きく、館内は清潔そのもの。そしてバイキング形式の朝食がおいしい!富山名物の鱒寿司や梅かまぼこなんかもあり、メニューも豊富で連泊しても飽きません。
これで1泊6000円はいつも利用する都会のビジネスホテルとは比べものにならないくらいリーズナブルです。

初参加の昨年はいろいろ運がよかったこともあり、無事出店を終えましたが、2年目の今年は学んだ教訓を生かしました。
まずは、早めに富山入りして余裕をもって、前日搬入をしました。

ここは備品は展示台以外にバックパネル、照明、レジスターなんかが標準装備です。
それでいて出店料が激安でありがたいのですが、売り上げの20%を手数料として支払うのは正直結構きついです。

私は無理をいって展示台を小さくしてもらって、会議机と椅子3脚をお借りしました。
案の定、展示台がないとかいうハプニングはありましたが、会議机はキングサイズだったこともあり、その場でディスプレイの方法をいろいろ頭をひねり、レジの使い方を勉強したりしていたら2時間近くたってしましました。

今回参加予定のsmileさまは震災の影響で出店をキャンセルされたので、彼女から預かったポストカード(今回よりオリジナルタロットカードも販売)は、山村の無人売店みたいに、買ったら自分で包装し、代金を空き缶に入れるというなんとも人件費のかからない方式(要するに無人売店)での販売となりました。

さて準備が完了したら宿に戻り温泉にゆっくりつかりました。
その辺探索をしたかったのですが、街はネオンも少なく閑散としておりました(涙)。


翌朝、それなりに早く会場入りしたのですが、他のブースをろくに見る間もなく開始時間の10時となりました。
というかかなりフライング気味でスタート
私のブースはアトリウムの一番奥ですが、すぐに通路はお客さんでいっぱいとなりました。

私が到着したときは会場の前は正真正銘人っ子一人おらずゴーストタウン状態だったのですが、一体どこからこんなに多くの方がやって来たのかしら。

たいていはしばらく様子見となるのが私のブースなのですが、10分もしないうちに最初のお客様が席に着かれました。その後は、そんなに間隔を置かずにお二人目が。
そしてその後は気が付いたら順番を待っておられる方が数名いらっしゃいました。

あわてて、予約簿を取り出し、お名前とか携帯の連絡先を記入していただきました。
そして、予約された方の鑑定が一通り終了したので、
「ちょっと休憩を」と思うと、もう次の方が待ちかねたようにいらして、予約簿がまた埋まり始めるといった繰り返しで、気が付いたら終了時刻となり、他のブースの方が片付けを始めておられました。
初日は20時終了なので、10時間の耐久レースでした。もうびっくり。

実は前回は初めてということもあり、フリマ価格の格安で提供させていただいたのですが、今年からは定額とさせていただきました。
それでもリピーターの方もたくさん来ていただき感謝に堪えません。
疲れてすぎて夜逆に目が冴えてなかなか寝付けない有様でした。


翌日2日目。
目覚めてもなんだかまだお頭がぼーっとしています。朝風呂浸かって覚醒させ、会場に向かいました。

近所のブースの方と雑談していたらすぐに開場となりました。
「昨日ほどは注目されないなあ」なんて思っていたら、お一人みえたら後は怒涛のごとく来客が
結局、お昼過ぎに予約簿は最終まで埋まってしまい、後はひたすらお断りするしかありませんでした。
「本日の受け付けは終了しました」という掲示を用意する必要がありました。
ただそんなことかつて一度もなかったので、まったくの想定範囲外でした。

初日にお越しになって満員御礼だったので翌日出直してさらに無駄足になってしまっ方もおられたと聞き、本当に申し訳なく思っています。

そんなわけで、2日目も軽く延長して終了。
風邪が治りかけの状態だったので、最後の方は声がかすれてきました。
アートマーケットではありますが、占いがもう1軒くらいあっても余裕でした。

同じパフォーマンス系では似顔絵ブースが3つほどありましたが、どこも盛況でした。
というより、買った商品を持っておられる客さんが多く、大都市のイベントより間違いなく活況を呈していました。恐るべき富山!

できたら年2回、いや3~4回開催してください。
連休3日目はフリマになるのですが、アートマーケット3daysでも十分やっていけそうな感じでした。
smileさまのポストカードも結構売れ、缶には小銭がたくさん入っていました。

疲労困憊で外へ出たら雨。
幸いバス停は目の前でしたので、富山駅まで戻り、名物の「白エビ天丼」を食べ、その足で一路大阪まで、3時間半の旅です。
これはとても長く感じました。
仕事柄街から街へ移動する方がおられますが、体にくるなあと感じました。

大阪に着いたらとにかく人が多かった(笑)。
一気に次の会場がある天満橋まで行けばよいのに面倒になり、JRを降りた京橋でホテルにチェックイン。
料金は奇しくも富山の宿と同じだったのですが、部屋はかなり狭く禁煙室なのにやけにタバコ臭かった
繁華街の一角にあるので、深夜まで呼び込みのおにーさんがうろうろしており、コンビニまで行くのも大変でした。


3日目。これで何度目の出展でしょう、癒しスタジアムです。
今回は「感謝祭」と銘打って特別企画がいろいろありました。
出店料がなぜか安くなっていたのはうれしかったです(笑)。これは大きく評価したいです。
しかしそれ以外の企画は主催者様には申し訳ないのですが、イマイチでした。

まずは古本市。出店者から癒し系の本を集めて販売をしたのですが、まったく注目されていませんでした。
私が出品した自己催眠のCDブックも無事手元に戻ってきました(涙)。

それから終了を1時間早めて、その時間は出展者同士の交流会となっていましたが、結局引き続き鑑定をしていただけでこれといって特別な交流はなし
金券1000円が出展者に配布されましたが、いらしたお客様は全員現金会計でした。
かくいう私も使う暇がなくいただいた自分の金券を入り口で換金しました。

それはそうと、全体のお客様の数は入場無料となってもたいして変わりませんでしたが、なぜか鑑定に来てくださった方はとても多く、ぼーっとしている時間はあまりありませんでした。
鑑定して差し上げた女性の一人がたいそう私を気に入ってくださり、お友達を紹介してくださいました。それが驚くべきことに10連鎖近く続き、
「あれはきっとすごい占い師に違いない」とカン違いされたのか、それ以外の方も触発され、行列こそできませんでしたが、次から次へとお客様の流れがありました。

いずれにせよ、3日間ともたくさんの方(ざっと80名くらい)とお話ができました。
とても実りのある3連休でした。

終わったあとは常連さんのTさん(美人)と夕食を食べて、満員の新幹線の中で爆睡して帰途につきました。

富山の皆さんのお会いできるのは来年の3月、大阪は8月になりますが、待っていてくださいね。ありがとうございました。