2009年9月1日火曜日

週末はフーテンの寅さん

フリマ出展者の中にはプロと呼ばれる方がいます。家庭の不用品を売るのではなく、仕入れをして販売する皆さんです。

そうはいっても、それだけで生計を立てている方は少なく、大半は平日は他に仕事を持っており、週末だけフーテンの寅さん変身するわけです。

仲良くなった出展者の方に話を聞くと、売っている商品に関係したお仕事をしている方もいれば、全然違う方もおられるようで。なんだか前者が多いみたいですね。

どこから安く仕入れるかは企業秘密なのかなかなか教えてくれません。

ただ激安で仕入れるには、100万円分まとめ買いするとかして(ホントかよ)、かなり元手のかかる商売のようです。

でもってそんなフリマ仲間の皆さんから、「アンタはいいよね」とよくいわれます。

それは占いは搬入・搬出が楽だから。なにしろ大きな荷物は屋内なら机と椅子2脚だけ。セッティングもいたって簡単。

以前は主にこういった理由からうらやましがられていたのですが、最近はそれに加えて、「仕入れがいらないし、売り上げが全部実益になるから」だそうです。それだけ、プロとしてやっている人たちにとっては今は冬の時代になっているのでしょう。

ここ最近のフリマを見ていると、繁昌しているのは家庭の不用品を投売りしている店ばかり。いわゆる「今日でいくらでもいいからとにかく売り切ってしまおう」という経営方針。

買う側からすれば、プロの店は品揃えは豊富ですが、値段はやはり高め。安く買うなら素人さんの投売りショップに限ります。値引きも結構してくれるしね。

占いは主催者側からすればプロ扱いになるようで、プロと一般で出展料が異なるときはプロの出展料(もちろん高い)が必要だったり、出展自体を断られることも珍しくありません。

ただ、占いでは繁昌したといっても、物品販売と比較したら売り上げが一桁違います。フーテンの寅さんも好きでやっているとはいえ、つらいです。